今回はNunm Studio社Berserker Rex Nightwalker(インドミナス・レックス《夜巡》)のレビューです。
これは、以前レビューしたノーマルカラーのBerserker Rex(インドミナス・レックス)の別カラーになります。
Berserker Rex NightWalker(インドミナス・レックス《夜巡》)
フィギュアのサイズは、長さは45㎝、高さ14㎝。
大きさや造形はノーマルのものと変わりません。
違っているのは色だけです。
クリア素材のインドミナスフィギュアをベースに、頭、胴体、尻尾と全体的に薄緑色の塗装が施されています。
ただ、手先足先は未塗装のまま、目元などの頭の一部もクリアなままになっています。
では、各部の詳細を見ていきましょう。
頭部
凶悪な顔つきがよく再現されています。
目の回りや顎の一部、後頭部は緑の塗装が薄く、少し黒いクリア色になっています。
遠目から見ると、顔に黒っぽいラインが入っているようでカッコよく見えます。
口には鋭い歯が並んでいます。
映画と同じくすきっ歯で歯並びが悪く、いい感じに気持ち悪くて怖いです。
歯は指で押すと痛みを感じるくらいの硬さがあります。
また、少しテカリのある塗装になっています。
口の中も黒ずんだ紫色をしていて、血色が悪いです。
映画でもこんな感じの色だったので、忠実に再現されていると思います。
顎は可動します。
たぶん個体差なのでしょうが、ノーマルカラーのものと比べて可動部が非常に固く、最初は口を開けにくかったです。
一度スプーンの柄を口の中に突っ込んで、テコの要領でこじ開けました。
右目は彩色されていますが、左目はクリア素材のまま未塗装です。
カルノタウルスの特徴である目の上の角。
ここもちょうどクリア素材のままになっています。
胴体
鱗と鱗の間が黒く塗装されているので、皮膚の細かい様子が分かりやすい。
緑色も単調ではなく、濃淡が付いていてリアルな感じに見えます。
脇腹の肋骨や筋肉の隆起も丁寧に、しっかり再現されています。
腕
腕の付け根や膝、尻尾の付け根にパーツの接合ラインが見えています。
これはノーマルカラーでも同じでしたが、ノーマルより明るい色なのでラインが見えやすい気がします。
ここが目立たなくなるよう塗装してくれると嬉しいんですけどね・・・
手先は完全にクリア素材のまま。
指の爪は硬く、指で触ると尖っていてけっこう痛いです。
足
足も、かかとから先はクリア素材のままです。
手足は水色っぽいクリアカラーなので、他の部分と比べて少し違和感があります。
頭と同じで黒っぽいクリアカラーにしたほうがカッコよかったと思います。
両足と左手を地面に付けて3点で自立していて、ちゃんと安定感もあります。
尾
尻尾は上を向いている部分が軟質素材でできています。
フィギュアが入っている箱より全長が長いため、尻尾の先を曲げて箱に入っています。
その他
人間のフィギュアもクリアカラー。
ノーマルはベージュっぽい色です。
箱はノーマルのデザインを白黒反転させたような画になっています。
名前の表記も違っていて、Nightwalker《夜巡》の文字が追加。
上がノーマル、下が今回の《夜巡》バージョン。
二体並べてみました。
どっちかというとノーマルのほうが“夜”をイメージさせる色になっていると思います。
おわりに
2019年1月に発売されたノーマルカラーの色違いですが、緑色にするとだいぶ印象が違います。
ちょっと迷彩柄っぽいデザインの顔をしていることもあって、森の中に住んでいそうな雰囲気です。
欠点らしいものがあるとすれば、手足の先が完全なクリアなっていて違和感を感じる点。
やはり、おもちゃとはいえ動物に色が付いてないのは変だと思います。
しかも部分的に透明なのはなおさら。
でも造形自体は素晴らしく、薄緑色に黒色でシブい雰囲気が出ていてカッコいいです。
ノーマルと並べるとそれぞれの良さを堪能できます。
完全な全身クリアカラーも発売されているようなので、また今度レビューしてみたいと思います。
コメント