【恐竜フィギュア】スピノサウルス“エッシェン”(PNSO)レビュー

PNSOスピノサウルスのフィギュアレビュー PNSO

スピノサウルス“エッシェン”とは?

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー
おススメ度

★★★★★(5点/5点)

生物としての恐竜が好きな人におススメ。化石の情報に基づいて科学的に復元しているので、本当のスピノサウルスの姿に最も近いのがこのフィギュアです。

今回紹介するのは、2019年4月にPNSOから発売された1/35スケールのスピノサルスのフィギュアです。

最新の研究結果に基づいて復元されており、“エッシェン”と名付けられています。

この名前は実物の化石標本に付けられたものではなく、このフィギュアだけのオリジナルの名前です。

PNSOのフィギュアには、ティラノサウルス“ウィルソン”トリケラトプス“ドイル”のように、フィギュア自体に固有の名前を付けているものがいくつかあります。

最新学説に基づく4足歩行のスタイル

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

2014年に科学雑誌「サイエンス」に新説が発表されてから、4足歩行スタイルで復元されることも多くなってきたスピノサルス。

このフィギュアも例にもれず、後ろ足は短めで、前足を地面につけて歩いていた姿をしています。

水棲をうかがわせる水かきのついた足

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

足先そのものの形も他の肉食恐竜とは少し違っています。

ティラノサウルスでは第2指〜第4指が大きく、第1指は小さくて目立たないのですが、スピノサウルスは第1指も他の指と同じくらいの大きさです。

しかも、指の間には水かきがあり、水中での生活に適応していた様子を表しています。

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

前足の指と爪は大きく、熊がサケを狩るようにスピノサウルスもこの爪で魚をすくっていたのかもしれません。

顔はワニのように細く薄く長い

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

顔つきはワニのような感じで、ガビアルのような細長い顔です。

下顎の長いキバが上顎のくぼみにハマるような作りになっています。

現実のワニも、クロコダイル科のワニは前から4番目の歯が上顎のくぼみにはまるようになっているそうです。

丸い鼻先は骨にたくさんの穴が開いていて、水流を感じ取るセンサーになっているらしいです。

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー
PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

フィギュアの顎は可動しますが、あまり大きくは開きません。

無理やり開けると顎が外れそうです。

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

額には突起があります。

国立科学博物館開催の恐竜博2019の感想・レポート実際の化石にもこの突起は付いています。

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

目は3層に塗装されていて、黒目の周りが黄色く塗られています。

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

ちょっとびっくりしたような(間抜けな)表情にも見えます。

尻尾もワニのように先端が広がった形状

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

2020年4月29日、最新の研究結果が発表され、スピノサウルスの尻尾はワニやイモリのような尻尾をしていたことが発表されました。

このフィギュアが発売された2019年4月時点では、そのことはまだ分かってなかったわけですが、PNSOはこれまでの科学的見地から推測して、このような造形に決めたのでしょう。ホントすごいですね。

化石どおりに再現された帆

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

国立科学博物館開催の恐竜博2019の感想・レポート背中の帆は成人男性の身長ほどあります。

これは背骨の棘突起が伸びたものなので、背骨に固定されています。

2足復元されていた時期は単純に山なりの形をしていましたが、4足歩行で復元されるようになってから、帆の中央が凹んだ形で復元されるようになりました。

獲物は8mの巨大魚

PNSOのスピノサウルスフィギュアのレビュー

水棲説が出てからスピノサウルスの主食は魚になりました。

このフィギュアも足元に獲物となっている魚が転がっています。

この魚はオンコプリスティスといって、8mもあるノコギリエイの仲間です。

鋭い爪でズタズタにされていますね。

 私のやっているスマホゲームの「Jurassic World:ザ・ゲーム」にも登場。

15mもあると、獲物となる魚もかなりデカいですね。

豪華な化粧箱とブックレット

PNSOのスピノサウルスフィギュアの化粧箱

フィギュアの形にくりぬかれたスポンジとしっかりしたケースで梱包されています。

箱はちょっと高級感あるんですが、中国からの配送のため角にへこみがあったりシワがよっていたりします。

PNSOのスピノサウルスフィギュア付属のブックレット

PNSOの1/35シリーズにはブックレットが付いています。

ティラノサウルス“ウィルソン”の時はかなり分厚いブックレットやポストカードなどの特典が付いてかなりお得な感じでした。

今回の付属は薄いブックレットだけです。

PNSOのスピノサウルスフィギュアとティラノサウルス“ウィルソン”
手前はティラノサウルス“ウィルソン”(2017)

PNSOのティラノサウルス“ウィルソン”(2017)との大きさ比較。

スピノサウスル のほうが頭一つ分長いです。

おわりに

PNSOの1/35モデル、スピノサウルス“エッシェン”でした。

ウロコやトゲの感じ、グラデーションの効いた色使いなど、造形もろもろかなり細かくていいですね。

4足歩行スタイルのスピノサウルスフィギュアではもちろん、ジュラシックパークスタイルのスピノサウルスフィギュアを含めてもかなり出来がいい部類に入るのではないかと思います。

今の所、欠点という欠点が見つかりません。

Papoのようなアレンジをあまりせず、研究結果に基づいて復元してくれるのがこのシリーズのいいところ。

実際、PNSO自身、自分たちの作品を“サイエンティフィック・アート”と言っているみたいで、恐竜の科学的情報が満載です。

解説書も付いていて、フィギュアを眺めたり遊ぶだけでなく、その恐竜についても知りたいと思う人にとっては勉強になるのでオススメです。

ただし、日本語ではないので、中国語や英語が読めない方はスマホの翻訳アプリなどを使うといいと思います。

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