【恐竜フィギュア】恐竜発掘記7(海洋堂)レビュー

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー 海洋堂

恐竜発掘記7とは?

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

今回は、2018年12月に発売された恐竜発掘記7(海洋堂)のレビューになります。

このフィギュアは海洋堂のカプセルQ恐竜シリーズ第7弾です。

過去に海洋堂の別シリーズで製作されたフィギュアの焼き回しになっているものもあるみたいですが、最新の学説にのっとってディティールまで再現されています。

ラインナップはイグアノドン、ボレアロペルタ、タルボサウルス、カルノタウルス、ケツアルコアトルスの5種類。

カプセルQミュージアム恐竜発掘記7レビュー

それでは1体ずつ見ていきましょう。

イグアノドン

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

1825年にイギリスで発見され、歴史上はじめて恐竜として認められた恐竜です。

発見当初は大きなイグアナのような姿で復元されましたが、今は長い手足を持つ4足歩行の恐竜とされています。

大きさは約9mです。

走るときは後ろ足だけで立って走ったようです。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

フィギュアも4足歩行で造形されていて、トゲのような親指も再現されています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

首元や大腿部付け根にうっすらラインが見えます。

でも、肉眼では縞模様の中にラインが溶け込んでしまっているため目立ちません。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

背中にはタテガミのようなものがあり、オレンジに塗られています。

全身がうすい緑色のためとてもいいアクセントになっています。

ボレアロペルタ

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今回の目玉恐竜。

北アメリカに生息していた約5.5mのヨロイ竜で、2017年にミイラ化した標本がカナダの博物館で公開されました。

博物館で公開されました。

軟組織が残っているなど保存状態がよく、生前の姿にかなり近い形で化石になったと話題になった恐竜です。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

全身がトゲにおおわれ、前足の付け根からは特に大きなトゲが生えています。

このトゲは少し光沢があります。

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尻尾も長く、全長の半分くらいの長さです。

アンキロサウルスのような、こん棒はありません。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

パーツは胴体と尻尾に分かれます。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

肉眼で見る限り、上や横から見ても接合部は目立たず素晴らしい出来です。

見た目以上にトゲが固く鋭く、尻尾をはめ込むときに指に刺さります。

けっこう痛いです。

タルボサウルス

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白亜紀のモンゴルに生息していた肉食恐竜です。

ティラノサウルスの近縁で、大きさも同等の10~12mになります。

これは肉食恐竜としてアジア最大でしたが、2009年に中国でズケンティラヌスが発見され、その座を奪われました。

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ティラノサウルス近縁だけあって、大きな頭と小さい前足、がっしりした体格をしています。

小さくても首や胴体のシワなどはしっかり作られています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

足元には餌食になっているサウロロフスが。

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タルボサウルスの口がサウロロフスの首にカチッと食い込むようになっていてはずれません。

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右足のはめ込みは緩く、すぐはずれてしまいますが、置いて飾る分には全く問題はありません。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

パーツはタルボの胴体、尻尾、サウロロフスの3つ構成。

尻尾の接合部が少し見えやすいかも。

でも、昔のシリーズに比べればかなりマシだと思います。

カルノタウルス

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

白亜紀の南米に生息した肉食恐竜で、大きさは約8mあります。

ディズニー映画「ダイナソー」や「ジュラシックワールド」、PSのゲーム「ディノクライシス」「ARK:Survival Evolved」にも登場しており、割と世間でも認知されているほうの恐竜だと思います。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

名前の由来にもなっている、両目の上に1本ずつ生えた角が特徴的です。

また、顔が前後に短く、寸詰まりになっているのも特徴の一つ。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

カルノタウルスは皮膚の様子が化石からわかっていて、後頭部から背中にかけてコブの列が並んでいたことが分かっています。

フィギュアも左右2列ずつコブが造形されています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

そして腕。

ティラノサウルスより小さいらしく、二の腕から直接指が生えているような復元になるそうです。

手に指は4本あるのですが、フィギュアでもしっかり4本作られています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

他の5体と違って躍動感のある姿をしています。

右足を持ち上げており、獲物を追走しているようです。

ケツアルコアトルス

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

ティラノサウルスやトリケラトプスなど共に、恐竜が絶滅する寸前まで生きていた翼竜です。

大きさは翼長10mを超えると推定され、かつては史上最大の翼竜でした。

最近は、ハツェゴプテリクスなど10mを超えるかもしれない翼竜が見つかっており、史上最大かどうかはあやしくなってきました。

それでも史上最大級であることに変わりなく、地上に降りるとキリンと同じくらいの背丈(5.5m)があったと考えられています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

ポージングは飛翔状態ではなく、地上を四つん這いになっているところです。

翼を閉じているので大きさの想像がしにくいですが、頭の長さが成人男性の身長以上と考えると、とんでもなくデカい生物だったことが想像できます。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

首から上は白や赤で少し派手な色合いです。

クチバシの中は塗装しておらず、グレーになっています。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

翼のシワや、腕の骨格部分も造形されています。

腕の骨の部分と翼の皮膚部分は少し色が違っていて、皮膚部分は少し薄い茶色をしています。

クチバシも赤からオレンジにグラデーションがかかっており、塗装も細かくて良いですね。

どのフィギュアも全体的に硬いですが、これは翼やクチバシが細く薄いため、すこし柔らかくグニャグニャしている気がします。

海洋堂の恐竜発掘記7のフィギュアレビュー

パーツはケツアル本体と台座の岩場です。

手と足の合計4か所の突起を岩場の穴にいれるのですが、手の突起が岩場の穴にうまく引っかかってくれなかったので少し苦労しました。

おわりに

小さいのに細かい所もよく作ってある、というのが感想です。

海洋堂は昔からペットボトルのおまけなどで恐竜フィギュアを出してきましたが、シリーズを重ねるごとに造形も細かくなり、接合部の隙間も肉眼で見る限り目立たなくなるなど、どんどん精巧になっています。

このフィギュアは1個400円のガチャポンで販売されているため、割と手に入れやすいのですが、しばらくするとオークションやアマゾンで割高になってしまうと思います。

気になる人は今のうちに買っておきましょう。

今はヤフオクやネットショップで、5種セット2000円とか定価並みで買えますのでガチャをするよりお得です。

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