2019年1月にスペインのEofaunaから発売されたギガノトサウルスを紹介します。
Eofaunaはわりと新しいメーカーのようで、私はこのフィギュアを通じて初めてこのメーカーを知りました。
他にはマンモスなどのフィギュアを出しているようですが、恐竜はこのギガノトサウルスが初めてのようです。
このフィギュアにはカードも付属していて、ギガノトサウルスのスペックが書かれています。
全長13m、体重8.5トン、時速33キロで走るそうで、大きさのわりにはそこそこ足も速いみたいです。
ギガノトサウルス(Eofauna)レビュー
フィギュアは長さ38㎝、高さ11㎝の1/35モデルです。
材質はPVC製で固く、指で押してもほとんど曲がりません。
カラーはダークブラウンをベースに、明るめのブラウンで斑点や縞模様が入っています。
台座なしで自立しますがやや不安定で、ちょっと押すと体が振り子みたいに左右に揺れてしまいます。
ちゃんと水平なところに飾らなければいけません。
VITAEのギガノトサウルスとの比較です。
同じ1/35スケールモデルでも、Eofaunaのギガノトサウルスのほうが少し小さく見えます。
体の縦の厚みと高さがやや足りないのかもしれません。
見た目としてはVITAEのギガノトサウルスは背中にトゲがあり、表面もゴツゴツしていますが、このEofaunaのギガノトサウルスは割とツルツルして光沢のある感じです。
では、各部を見ていきます。
頭部
頭部はアロサウルス類の特徴を持っていて、やや細長く、顎も薄いつくりをしています。
キバは小さく、丸みを帯びています。
小さなお子さんへの安全配慮かもしれません。
顎は閉じますが、キバがあるため完全には閉まっていません。
顔を下から見ると顎と首の彩色が全く違うのが分かります。
目は丸く可愛らしいです。
また、鼻から目の上にかけて2列のトサカが並んでいます。
このトサカもアロサウルス類の特徴です。
首と頭の接合部分が見えています。
特に後頭部あたりはラインがはっきりしていますね。
腕
体つきの割には短く小さい腕です。
キバと同じで安全性確保のためか、爪先は丸いです。
足もそうですが、このフィギュアは手先足先にかけてかなり黒いブラウンに彩色されています。
胴体
お腹にはメーカーの刻印があります。
脇腹と太ももです。
塗装に少し光沢があるせいかのっぺりした感じに見えますが、シワや筋肉の隆起もちゃんと作ってあります。
最近のフィギュアは肋骨の形まで再現されているものもありますが、このフィギュアではそこまではしていないようです。
足
足先です。
ここも爪先は丸みを帯びています。
爪は完全な黒色なので、足の色にマッチしていると思います。
足を裏から見ると爪の丸くなっているのがよく分かります。
肉食恐竜じゃないみたいで、この部分は少し不満です。
もう少し精巧にならないかと。
でも、足裏から見ることはほとんどないんですけどね・・・
尻尾
背中から尻尾にかけては縞模様が入っています。
尻尾は全長の半分くらいあり、長いです。
正面です。
恐竜は正面から見ると、かっこ悪く見えることが多い気がしますね。
終わりに
Eofauna社のギガノトサウルスレビューでした。
ちょっと硬い材質なので、その点が気になるところですが、 歯や爪先が少し丸みをおびていて、小さい子でも割と安全なフィギュアだと思います。
もちろん、全体的にディテールはしっかり作られているので大人も十分楽しめます(爪先を除いて)。
初めて聞くメーカーだったため、どんな出来のフィギュアが届くのか少し不安でしたが、ネットの商品写真とほとんど変わらずかっこよく、とても満足しています。
まだ恐竜フィギュアはこのギガノトサウルスしか出てないみたいですが、次回作も期待できそうです。
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