このスピノサウルスのフィギュアはPNSOのスピノサウルス・エッシェンのコピー品です。
ブランド名は不明で、以前ネットで海外から購入しました。
大きさは本家とほぼ同じ1/35スケールです。台座がなく、フィギュアが直接地面に接地するため、それに合わせて足裏の高さも同じになるように造形が修正されています。獲物になっているオンコプリスティスも付属していますが、本家のものと比べてかなり小さく、半分くらいの大きさしかありません。色は本家より黒みの強い緑色で、帆の色が鮮やかな朱色になっています。また、本家はマットな色味ですが、こちらは少しテカリがある塗装です。
スピノサウルス(NoBrand)レビュー
ではまず頭から。
造形自体はPNSOのものとほぼ同じです。
目とトサカの色が本家は黄色ですが、これはオレンジ色になっています。口は可動し、40度くらい開きますが、開きすぎると頬の肉が途中でなくなってしまうので、30度くらいで止めておくのがいいと思います。口の中の色は赤に近い濃いピンク色です。
単色ではなく、舌先に向かって薄くなるようなグラデーション塗装になっています。歯は違和感を感じるくらい純白です。
しかも塗り方が雑で、歯と歯がくっ付いているように見えてしまいます。本家は頭と首が一体になっていますが、こちらは後頭部には分割線がハッキリ見えます。
歯の塗装といい、この辺はさすがコピー品といったところですね。PNSO版と型が同じなので、あばら骨や筋肉の隆起、皮膚の質感などの造形は良くできています。帆の先にあるトゲの一部が、ちょっとひびが入って白くなっているように見えます。
配達の際は、厚めの運送用ビニール袋でグルグル巻きにされていただけなので、輸送時に何らかの圧力で損傷したのかもしれません。爪に関しては、本家は体表色に近い色でしたが、こちらは黒で塗装され光沢もあります。左前足の親指と人差し指で獲物のオンコプリスティスをつかんでいます。オンコプリスティスは大きさだけでなく、向きも本家とは逆という違いがあります。本家は後ろ足の指の間に水かきがありますが、こちらはありません。尻尾も付け根のあたりに分割線が見えます。また、本家の尻尾はやや左に曲がっていますが、こちらはストレートな造形になっています。
最後にもう一度ツーショットで。
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