プテラノドン・ステルンベルギとは?
プテラノドン・ステルンベルギは今から8000万年前、白亜紀後期の北アメリカに生息していた翼竜です。
プテラノドンにはロンギケプス種とステルンベルギ種の2種類がいましたが、それぞれ後頭部のトサカの形が違い、ロンギケプスはブレード状、ステルンベルギは斧状のトサカを持っています。
ロンギケプスは『ジュラシックパーク』などメディアの露出も多いですが、ステルンベルギはマイナーな扱いのため、世間一般的な認知度はあまり高くありません。
大きさは翼長9mにもなり、プテラノドンとしては最大種です。
50年もの間プテラノドンの一種として扱われてきましたが、2010年にゲオステルンベルギアという別の翼竜として独立。
ゲオステルンベルギア・ステルンベルギとよぶことになりました。
プテラノドン・ステルンベルギ(フェバリット)レビュー
フィギュアのスタイルは一般的な飛翔スタイルです。
プテラノドン本体と台座、そして支柱の3点セットになります。
大きさは翼長15㎝、高さは台座を含めて5㎝です。
PVC製で固く、クチバシなど尖った部分は指に刺さりますので、小さいお子さんにはちょっと危ないかもしれません。
顔には歯のないクチバシ、頭にはステルンベルギ最大の特徴である斧状のトサカがあります。
色はトサカを含め全身が青で統一されています。
フィギュアとしては、やや地味な感じ。
トサカには黄色でトラ柄の模様が施されています。
左目はどこか変な方向を向いていますね。
ちょっと分かりにくいけど、背中は羽毛の跡があるように見えます。
翼は青一色ではなく、グレーとの2色構成。
まだら模様っぽくなっています。
内側はピンクで塗られていて、骨格の部分はグレーに近い色をしています。
翼には筋のようなものが入っています。
翼は皮の膜でできていた可能性が高いため、皮膚のシワ感を表現しているのかもしれません。
枝分かれしてないので血管ではなさそうです。
正面から見ると、翼は左右対称の造形になっていません。
左側の翼のほうが、うねりが強いです。
わざとこういうふうに作っているんでしょうか?
それとも歪みでしょうか?
小さくて肉眼では分かりづらいですが、爪先もしっかり黒で塗られています。
ここは造形ミス。
足の指が5本見えます。
実際の化石では、足の指は4本しかありません。
おわりに
フィギュアとしては珍しいプテラノドン・ステルンベルギ(ゲオステルンベルギア・ステルンベルギ)でした。
フェバリットのソフトモデル全般に言えますが、「造形は悪くない、でも色がちょっとテキトーかな」とう(私の)イメージ通りの出来です。
ただ、鑑賞には十分イケるフィギュアなので、1000円ということを考えると買って損ではないなと思います。
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