【恐竜フィギュア】ユウティラヌス・ザ・デュエル(フェバリット)レビュー

フェバリット

ユウティラヌス・フアリは約1億2000万年前(白亜紀前期)の中国に生息していた、大型のティラノサウルス類です。

名前は「華麗な羽毛のある暴君」という意味です。

大きさは全長9m、体重は約1.4トンで、2012年に新種として報告されました。

原始的なティラノサウルス類であり、一般的なティラノサウルスの仲間と違って、頭にトサカがあったり、前足に3本の指を持っていました。

でも、ユウティラヌスの一番の特徴はトサカや指の数ではなく、全身をびっしりと覆う羽毛です。

従来、羽毛は小型肉食恐竜や鳥類の特徴と考えられていました。

しかし、この恐竜の発見で大型肉食恐竜にも羽毛があったのではと考えられるようになり、それ以降、羽毛に覆われたティラノサウルスの復元図が大量に出回るようになりました。

中には全身ふわふわの毛に覆われたヒヨコのような姿の復元もあり、多くのティラノサウルスファンを驚愕(がっかり?)させました。

現在では、ティラノサウルスは鱗に覆われていたとされる説が再び有力ですが、ユウティラヌスはティラノサウルスの見た目に大きな影響を与えた特筆すべき恐竜です。

PS4やNintendoSwitchのゲームソフト「ARK Survival Evolved 」に登場しており、今では恐竜ファンでない人達にも割と知られた存在になっているみたいです。

ユウティラヌス・ザ・デュエル(フェバリット)レビュー

では、ここからフィギュアのレビューです。

全身

このフィギュアは2016年に開催された福井県立恐竜博物館「恐竜の大移動展」限定で販売されたフィギュアです。

原型は恐竜フィギュアの第一人者、荒木一成氏。

2頭のユウティラヌスがじゃれあっているのかケンカしているのか、どちらにでも取れそうな様子をフィギュア化しています。

フィギュアの大きさは長さ約20㎝、高さ約8㎝。

長さは、転んでいる1頭の頭から覆いかぶさっている1頭の尻尾までの長さです。

全体的な見た目として、名前にある通り、ほぼ全身を羽毛で覆われています。

羽毛がないのは顔面と手足くらいで、鳥に近い印象を受けます。

一見するとラプトルのような小型恐竜がドタバタしているように見えますが、実際は9mの巨体なので、この2頭の絡みはものすごく迫力あるものだったでしょうね。

目の上から鼻先に欠けて赤いトサカが造形されており、これは原始的なティラノサウルス類の特徴のようです。

目は白目の部分が黄緑色に塗られ、その中に黒い瞳があります。

フィギュアが小さいから仕方ないところがありますが、やや塗り方が雑です。

塗り方が雑といえば、歯もそうです。

口内をピンクで塗ってから、歯の部分を白く塗ったようになっており、しっかり塗り分けができていません。

ただ、写真で見ると雑に見えますが、肉眼だとかなり小さい部分になるので、そんなに気にならないと思います。

胴体

後頭部から全身にかけて毛むくじゃら。

羽毛の長さは15~20㎝ほどあったようです。

さらにその羽毛は、鳥の羽というよりはふわふわした産毛のような感じだったそう。

お腹も毛でびっしり覆われています。

肘から手首にかけて、鳥の翼の原型みたいな羽が生えています。

指の爪は写真で見るとそんなに尖っていないですが、そこそこ硬く小さいので指で押すと少し痛いです。

かかとから下がウロコになっています。

かぎ爪は、あまり鋭くはなっていません。

第1指もちゃんと作られています。

ティラノサウルス類は真ん中の中足骨の胴体に近い部分が、左右の中足骨に埋もれるようになっている(アークトメタターサルと言います)のですが、ユウティラヌスはそのような構造になっていません。

アロサウルス等と同じような単純な並列構造になっています。

これが、ユウティラヌスが原始的なティラノサウルス類と言われる理由の一つでもあります。

上はティラノサウルス“SUE”、下はアロサウルスの足。

尻尾

羽毛のせいか、先端部分が少し幅を持った感じに見えます。

その他

台座です。

台座はぬかるんだ泥地のような感じです。

2か所でっぱりがあり、1つは寝転がるユウティラヌスの背中、もう1つは立っているほうの右足の裏にはめるようになっています。

箱です。

箱の中身が見えるようになっており、パッケージには監修福井恐竜博物館、原型製作荒木一成の文字が。

おわりに

2016年の恐竜展当時、福井まで行けず購入できなかったのですが、中古ショップでたまたま見つけ購入しました。

フェバリットの会場限定品は本当に会場でしか手に入らないので、現地に行けなければオークションや中古ショップで売られているのを地道に待つしかなく、今回はホント運が良かったです。

フィギュアは荒木氏が原型を手掛けているだけあって造形がすばらしく、構図も面白い。

惜しむらくは塗装がやや雑な感じがするところでしょうか。

ただ、定価2000円の小さいフィギュアなので、しょうがないと言えばしょうがないのかもしれません。

とはいえ、個人的にはかなり気にいっている部類に入ります。

フェバリットなかなかいいですね。

スピノサウルス遊泳ver.もそうでしたが、小さいのによくできています。

会場限定フェバリットとしてズケンティラヌスやビスタヒエヴェルソルなどのマニアックなティラノサウルス類もあるみたいなので、めぐり合ったらぜひ購入したいと思います。

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