ミニチュアキューブ 「白亜紀の対決 ティラノサウルスVSトリケラトプス」とは?
ミニチュアキューブ(以下miniQ)「白亜紀の対決 ティラノサウルスVSトリケラトプス」は、2016年7月に海洋堂から販売された手のひらサイズの恐竜フィギュアです。
もともと2015年に発売された「恐竜発掘記 白亜紀 最強恐竜の時代」にラインナップされていたティラノサウルスとトリケラトプスの色味を変えて再販したものになります。
要するにリペイントなわけですが、細部の塗装などコスト面の成約でカプセルフィギュアの時は追及できなかった海洋堂本来のクオリティを実現しています。
ティラノサウルスレビュー
大きな頭と極端に小さい腕、がっちり太い胴体と尻尾に力強い後足など、ティラノサウルスの要素はしっかり詰まっています。
フィギュアの大きさは約9㎝で手のひらサイズです。
歯のような小さい部分も細かく作られていて、よ~く見ると長い歯があったり、短い歯があったりします。
上顎の歯が分かりやすいと思います。
脇腹には肋骨のラインや血管?のようなものがあります。
太ももには筋肉の隆起やシワもちゃんとあります。
小さい手の指は2本、ちゃんと爪先も肌とは違った黒色に塗装されています。
iPadのカメラだと首や尻尾の付け根に分割線が見えますが、肉眼ではそんなに気にならないレベルです。
色は茶色に黒の縞々模様が入った、恐竜フィギュアとしてはベーシックな彩色になっています。
足の指のウロコもしっかり再現されています。
また、足は最初から岩場をイメージした土台にくっついていて、外れません。
裏から見ると、透明のプラスチックがはめ込まれていて「KIYODO」と書かれています。
トリケラトプスレビュー
サイズはティラノサウルスより少し小ぶりの約6㎝。
ただ、胴体に厚みがありがっちりしているので、ティラノサウルスに見劣りしません。
まるで重戦車のようです。
頭のフリルには チャームポイントとして、ティラノサウルスから噛まれた跡をつけています。
昔は前足を横に広げて呪怨の伽椰子のように這っている復元が多かったのですが、今は胴体から真下に前足が生えているフィギュアが多くなりました。
背中にはゴツゴツした、大小いろいろな大きさのウロコがあります。
尻尾はかなり短めです。
しかも細い。
昔は、尻尾は長くて地面に着けるような復元でしたが、ここもだいぶ変わりましたね。
台座はティラノサウルスと同様に岩場イメージで足とくっついており、裏面には「KAIYODO」の刻印があります。
ジオラマセット
箱は中身が見えるようになっており、裏面にはティラノサウルスとトリケラトプスの解説などが記載されています。
ジオラマ用の背景がセットで入っており、2体並べて飾ると図鑑でよく見る構図ができあがります。
おわりに
今回は海洋堂miniQシリーズの「ティラノサウルスVSトリケラトプス」のレビューでした。
印象としては、小さい割には細かい部分まで頑張っているな~という感じでしょうか。
ベースになった恐竜発掘記のときのフィギュアが単調な色味で、さらには肉眼で分割線も見えやすかったので、そこから比べたらずいぶん良くなっています。
恐竜に模様を入れたり、テカリを抑えたり、少し手が込んでいるので昔のカプセルフィギュアのようなやすっぽい景品感はないです。
でも、最近の恐竜発掘記は普通にこれくらいのクオリティになってきているので、大絶賛というほどでもないかなと思います。
ティラノとトリケラの2体セットで2,000円弱することを考えると、コスパが悪いのでダイノテイルズとか恐竜発掘記とか、海洋堂の恐竜ミニフィギュアを集めている人以外は、他のフィギュアを先に手にしたほうがいいかもしれません。
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