2019年夏に国立科学博物館で開催された恐竜博2019の2000個限定のフィギュアセットで、前売り券を買うと選べる特典の1つです。
会場限定だったフルカラーフィギュアとの違いは、色がブロンズということと、化粧箱がついていることだけです。
箱は見開きできるようになっていて、開くと左側に恐竜たちの解説、右側にフィギュアが収納されています。ネームプレートの付いた台座や、ブロンズカラーということで、少し光沢のあるカラーリング(ラメが入ってます)が、いつもの海洋堂恐竜発掘記よりちょっと豪華な雰囲気を出しています。
恐竜博2019コンプリートフィギュアボックス
デイノニクス・アンティロプス
恐竜博2019のフィギュアの中では唯一化石状態で造形されているフィギュアです。
鳥類の恐竜起源説のきっかけになった恐竜で、ジュラシックパークのラプトルのモデルになった恐竜でもあります。
足の人差し指に20cm近くになる大きな鍵爪を持っていて、これを獲物に蹴り込んでダメージを与えていたようです。 目の部分には、大きな眼球を固定する強膜輪があります。 化石には残りにい骨ですが、鳥類や爬虫類にはこれがあります。 お腹には支柱が作られていて、台座の支柱と連結しています。 舌をペロッと出していてお茶目です。 舌先はヘビやトカゲのように2枚にわかれています。モササウルス類
和歌山県で発見された6m級の標本をもとにデザインされています。
このカラーリングだと尻尾のパーティングラインが目立ちますね。
ムカワリュウ
北海道むかわ町で発見された日本産恐竜です。
恐竜博開催中に新種カムイサウルスの学名がつきました。
目や鼻、クチバシの造形もバッチリです。
トサカがあったかもしれないと言われていますが、ブロンズ一色になってしまうと形上は見分けがつきません。
体表のシワで分かりにくくはなってますが、左足と尻尾のパーティングラインは肉眼でも分かります。
デイノケイルス
今回の恐竜博の主役です。
フルカラー版では全身ピンクでフラミンゴみたいですが、こっちはなかなか渋いです。
歯のないクチバシ状の口。 背中の帆。
2.4mの腕には小さめの翼があります。 足には丸みを帯びた鳥脚類の蹄。 こちらも尻尾のパーティングラインは見えます。尻尾の先には尾羽のようなものがついています。
ティラノサウルス
こちらは最重量級のT-rexであるスコッティをモデルにしています。
頭が大きくガッチリした体型や、正面を向いた眼などちゃんとティラノサウルスです。 造形がすごくいい。下手にカラーリングして変な目の着色にされるより、私としてはこのままでいいです。歯や爪などの小さい部分も丁寧に作られています。
体表のシワが多いので、尻尾のパーティングラインは肉眼では見えにくいです。
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