★★★★★(5点/5点)
スティラコサウルスは今から7000万年前の白亜紀後期、北アメリカに生息していた角竜の1種です。
非常にインパクトのある見た目で、鼻の上に50㎝を超える長い角、後頭部のフリルから左右に3本ずつ長いスパイクを持っています。
全長は約6m、体重約3トンで角竜の中では小型〜中型くらいのサイズです。
ボーンヘッドと呼ばれる化石が大量に発見される地層から見つかっており、大きな群れで行動する恐竜だったと考えられています。
スティラコサウルス(collecta)レビュー
フィギュアはPVC製で大きさは長さ約23㎝、高さは14㎝ほど。
手に乗せるには少し大きく、重いです。
4足で闊歩している様子が再現されており、比較的おとなしいスタイルです。
collectaからもう一体出ている別のスティラコサウルスやPapoのフィギュアの方が、動きが出ています。
特に可動箇所もありません。
顔は一本の大きな角が鼻の上に伸びており、角の先端にかけて黒く色が変化しています。
口はクチバシになっています。
皮膚とは全く別の色、角やスパイクと同じ色になっているので、クチバシも非常に固そうに見えます。
スパイクやクチバシ、角は全て先端にかけて黒っぽく色が変化しています。
口の中も舌を含めてしっかり作られています。
舌も少し黒っぽい色になってます。
目は赤目に黒い瞳です。
そして、スティラコサウルス最大の特徴であるフリルのスパイクは、左右に大きいのが3本ずつ生えており、てっぺんの2本は鼻の上の角よりも長く表現されています。
私がPapoやcollectaから出ている別のスティラコサウルスより先に、このフィギュアを入手した理由がこれです。
スパイクが長いスティラコが個人的に好きだからです。
フリル自体はあまり大きくなく、厚みもあまりありません。
実際の化石もフリルに穴が空いており頭骨を軽量化していました。フィギュアでもフリルに空洞がありそうな、少し凹んだ感じに作られています。
胴体はやや華奢な印象を受けます。
皮膚はウロコというより角質が目立つ感じです。
4本の足は胴体から真下に生えています。
前足の外側の2本の指(爪)は他の爪のように黒く塗られてないです。
塗装漏れでしょうか?
尻尾はやや短め。
このフィギュアの特徴として、腰から尻尾にかけて羽毛が生えています。
原始的な角竜のプシッタコサウルスの尻尾にも羽毛のような痕跡が見つかっているため、スティラコサウルスにも羽毛をアレンジしているんだと思います。
ティラノサウルス以外で羽毛が表現されたフィギュアをあまり見ないので、とても新鮮な感じがします。個人的にはこういうアレンジも好きです。
そしてもう一つ、このフィギュアには大きな特徴があります。
それは、お尻の穴がある事。
けっこう生々しく穴が開いており、穴の周囲は黒ずんだ色で彩色されています。
お尻の穴まで作られているフィギュアは初めて見たので、少しびっくりしました。
おわりに
スティラコサウルスは私の好きな恐竜の中で1、2位を争う恐竜です。
何と言ってもフリルのトゲトゲがカッコいい。
ネットでスティラコを調べてみると、角竜の中ではトリケラトプスの次に知名度があると書いてある記事もあったりして、世界的にみても人気の高い恐竜なんだろうと思います。
スティラコサウルスは色々なメーカーからフィギュアが出ていますが、私が見た中でこれはかなり良くできた一体だと思います。
一番はサイドショウのやつなんでしょうが、なにぶん高すぎるので3000〜4000円くらいで買えるcollecta製はおすすめです。
コメント