1/38サイズなので迫力もありつつ、細部の造形・塗装まで行き届いているハイクオリティぶり。ジュラシックパークのライセンスを取っているので、ティラノサウルス好きだけじゃなく、JPファンも買いです。
今回取り上げるのはプライムワン・スタジオのプライムコレクタブルフィギュア、ティラノサウルスレックス。
2019年夏に予約し、2020年5月に届いた1年待ちのフィギュアで、
定価は8500円。
W-dragonやNanmu Studioと同価格帯のハイクオリティフィギュアです。
パッケージにも銘打っていますが、
ジュラシックパークのティラノサウルス(レクシィ)がモデルになっています。
大きさは1/38スケールで、そこそこボリュームがあって飾った時の迫力も十分です。
大きすぎず、小さすぎないこのくらいが個人的にはちょうどいいです。
プライムコレクタブル ティラノサウルス・レックス(PRIME1 STUDIO)レビュー
それでは、今回はパッケージから。
正面はブリスター越しで中が見えます。
フィギュアはけっこう奥のほうに収まっていて、
ティラノサウルスの脇腹や左足が見えていますが、
顔が見えるような仕様にはなっていないのが少し残念。
せっかく窓から中が見えるようになっているので、
フィギュアの顔が見えるようにしてくれるとよかった。
顔が見えない代わりに、
フィギュアの顔写真がパッケージの正面に掲載されています。
箱の上にはジュラシックパークの大きなロゴがあしらってあります。
両サイドにはフィギュアの写真と注意書き。
後面にはティラノサウルスの全身写真と、傍らに第2弾のトリケラトプス。
COMING SOON!と書かれていて、ブラキオサウルスのシルエットもあります。
ブラキオの1/38スケールはかなり大きくなると思いますが、
同じくらいの価格で出すんでしょうか?
裏面は特に何もありません。
では、ここからフィギュアの紹介です。
1/38スケールで長さ25㎝、高さ18㎝、幅15㎝あります。
重さは台座含めて976gです。
フィギュア本体の“素材はPVCで”、台座はポリストーン製です。
両足裏に穴が開いていて、台座の金属棒を挿して固定します。
ご尊顔。
ジュラシックパークのレクシィそのまんまですね。
すごくカッコいい。
目の上から鼻先にかけての突起も劇中通りの作りです。
目は白目の部分がオレンジ色になっています。
口の中には鋭い歯がずらっと並んでいて、
歯は少しテカリのある塗装になっています。
このクラスのフィギュアは塗装のはみ出しなんて全く無いですね。さすがです。
くちびる周辺は濃い色で塗装されていて、
アゴやお腹に近くなると肌色っぽくなるグラデーション塗装になっています。
腕はティラノサウルスらしく、かなり小さい。
たぶん自分のアゴにも手が届かない。
触ってみるとゴムのように柔らかくふにゃふにゃしていて、
爪先は鋭いですが、指で押してもそんなに痛くはないです。
ずっしりとした胴体は肋骨が浮き出ていて、肋骨に沿ってシャドウがかかった塗装になっています。
背中から見るとトラ柄模様になっているのが分かります。
このティラノサウルス、くびれがあります。
レクシィがメスだからですね。
嘘です、上体を起こした姿勢になっているからでしょう。
背中側と比べてお腹のウロコは大きめで、ワニ皮のような雰囲気。
ウロコとウロコの間がスミ入れされたみたいになっているので、立体的な感じが出ています。
大腿筋やふくらはぎにも凹凸があって、躍動感を感じられる力強い足をしています。
体に比べて爪のテカリが強いですが、パーツとしては小さいのでそんなに気にならないと思います。
PNSOのティラノサウルスとかと比べると尻尾は短め。
巻いているから余計にそんなふうに見えます。
台座はイスラ・ヌブラル島をイメージした形をしています。
こういったところもジュラシックパークの演出がされていていいですね。
台座にはゴールドのロゴが刻まれていて、すごくブランド感が出ています。
台座の表と側面で色が違っていて、特に側面は岩っぽい雰囲気が出ています。
台座の裏は木製で、ここにもジュラシックパークのロゴが描かれていて、他にPrime1のロゴやシリアルナンバーがプリントされています。
端の4点にゴムが付いているので滑りにくいです。
イラストと同じ構図で1枚。
パッケージの写真にもなっているこのポージングが一番カッコいいと思います。
総評
Prime1のプライムコレクタブル第1弾、ティラノサウルス・レックスでした。
イラストを立体化しているんですが、どの方向から見てもカッコよく、これが1万円弱なわけですからジュラシックパーク好きなら購入をおススメします。
多分今ならまだアマゾンやPrime1の公式ホームページで定価で買えると思います。
このフィギュアは同価格帯のNanmuやW-dragonと比べても、甲乙つけがたい出来ですね。
1/38なので大きさはやや小さいものの細かい部分の精度は高く、台座の出来まで含めるとこちらが上かもしれません。
何よりジュラシックパーク公式なので、ロゴも入っていてブランド感があるのはPrime1の方です。
第2弾としてトリケラトプスが出ていて、第3弾としてブラキオサウルスが今後出る予定のようです。
個人的にはインドミナス・レックスやスピノサウルスなんかも続いてくれると嬉しい所で、今後期待せずにはいられないシリーズになりそうです。
コメント