約15㎝の大きさなので、大きくて迫力があるフィギュアを求める人には向きませんし、可動しないので触って遊びたい人にも向きません。
ただ、小さくても造形はしっかりしているので、値段以上の価値はあると思います。
今回はCollecta社のリトロナクスの紹介。
大きさは、長さ15cm、高さ8cm、幅3cm、重さ100g。
フェバリット社のソフトモデルより少し小さく、海洋堂の恐竜発掘記よりは大きいくらいです。
可動部分は無く、足も台座に固定されていて、アクション要素はありません。
全身が羽毛で覆われたティラノサウルス類として造形されていて、
発売当時、ティラノサウルスにもフサフサした羽毛があったという説
の影響を受けているんだと思います。
目全体が真っ黒に見えますが、よく見ると瞳があります。
つぶらでとても可愛らしく、大型肉食恐竜の凶暴さは感じません。
歯は、根元が一体化したような造形に見えますが、塗装は鼻先のベージュ色と歯の色は微妙に変えています。
口内のピンク色のはみ出しも無く、精度が高いです。
後頭部から胴体・尻尾にかけて、羽毛が生えており、造形的にしっかりフサフサした感じが分かります。
特に眉毛のようになった頭頂部の羽毛は目立ち、鳥っぽく可愛らしいです。
胴体は茶色に塗装されていますが、頭頂部から背骨に沿って尾の方まで、
少し色が濃くなっています。
茶色は割と味気ない色ですが、色を少し変えることで羽毛の造形を際立たせています。
前足の肘あたりは風切り羽になっています。
進化型のティラノサウルス類なので指は2本です。
割と細身で早く走れそうな足をしています。
太ももや膝の上まで羽毛になっていて、
膝から下は普通の恐竜っぽいウロコ状です。
肌が露出する顔や足はベージュとグレーのグラデーションカラーになっています。
単調な感じがせず、影がついたような立体的な雰囲気が出ています。
尾もモフモフの羽毛仕様です。
先の方は体色の茶色から黒へ変化しています。
台座は塗装にテカリがあり、単調な色をしていて安っぽい感じがしますが、足跡を付けたりデコボコさせたり一工夫されています。
総評
小さくて手のひらサイズ(より少し大きい)ですが、小さい割には造形は細かい。
これで1000~1500円(アマゾン)なのでコスパは良く集めやすいシリーズだと思います。
そしてリトロナクスのフィギュアはなかなか見かけないので、個人的には大満足です。
collecta社はこのサイズの恐竜フィギュアをたくさん出していて、割とマイナーな恐竜も扱っています。
リトロナクスと同時代・同地域に生きていたディアブロケラトプスも販売しているので今度また購入したいと思います。
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