【恐竜フィギュア】アロサウルス 2019(Papo)レビュー

パポ のアロサウルス フィギュア2019レビュー PAPO

パポ のアロサウルス フィギュア2019レビュー

おススメ度

★★★★☆(4点/5点)

2008年に発売されたアロサウルス のリペイントバージョンです。

2008年ver.では全体的な塗装は茶色と緑色の組み合わせでしたが、2019ver.から緑色が赤茶色に変更されています。

背中が赤く塗られていて、その部分を中心にややテカリがある塗装で、お腹側の茶色の部分はマットな感じです。

ビジュアル的にはトゲトゲしく、全体的にアレンジが効いていてイグアナのようなトカゲ感があります。

モンスターハンターに出てくるクリーチャーなどが好きな人にはウケる見た目だと思います。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

躍動感のあるポージングをしていますが、後脚の爪先部分が少し大きめに作られていて、二本の後ろ足で自立します。

とはいっても、微妙なバランスで立っているため、水平な場所以外ではこけてしまうでしょう。

複雑な塗装と独特のアレンジが効いたカッコいいビジュアル

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビューフィギュアの大きさは、長さ24㎝、高さ10㎝、重さ159gです。

PVC製で爪や尻尾の先は押すと多少曲がるので刺さったりはしませんが、それでもまずまずの硬さがあり、おもちゃを口に入れたりしてしまう年齢のお子さんには向きません。

価格は約4,000円と安いわけではないのですが、全体的なディテールを考えるとコスパは高いと思います。

ボリュームに価値を感じる人や、擦り切れるほどガシガシ動かして遊ぶ人には向きませんが、普段は飾っておくだけ、たまに触って遊ぶ程度の人にはとてもおすすめのフィギュアです。

 口内の造形、塗装まで完璧な頭部

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビューアロサウルス は目の上に三角の小さなツノ(突起)、そして鼻先からツノまで山脈のような張り出しがありました。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

フィギュアは口が可動し、30度くらい開きます。

実際のアロサウルス の口は80度くらい開くそうで、大きく開いた口に並ぶ鋭いキバを獲物に突き立て、首を後ろに引くようにして相手の皮膚を切り裂いたそうです。 

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

口の中を見ると口蓋の造形も完璧。

歯との塗り分けもはみ出しなく綺麗です。

強力な武器になった大きな爪の付いた腕

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

アロサウルス の腕はティラノサウルスと違い、大きく強力に発達していました。

薬指と小指は退化し、親指、人差し指、中指の3本しかありませんが、どれも長く大きなツメが付いており、獲物を引っ掻くのに使われました。

親指が一番大きいそうですが、フィギュアも親指のツメが大きく作られています。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

肩は肩甲骨の盛り上がりがしっかりわかる造形になっています。 

大きく1歩を踏み出してダイナミックな動きを表現している脚部

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

アロサウルス の足は同時代の大型肉食恐竜に比べると長いものの、ティラノサウルスなどの後の時代の大型肉食恐竜と比べるとやや短足気味です。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

ティラノサウルスなどが持っていたアークトメタターサルと呼ばれる早く走るための足の構造もしていない、爪も蹄に近いなど、原始的な特徴を残していました。

珍しい腹肋骨が見つかった胴体

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

ティラノサウルスに比べると華奢でスマートですが、十分頑丈な体をしています。

お腹には腹肋骨とよばれる化石には残りにくい皮骨の一種があったこともわかっています。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

背中はワニのような大きなウロコや、イグアナのようなトゲトゲした棘突起が並び、怪獣っぽい雰囲気もあります。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

胸のウロコは少し大きめに作られています。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

お腹もウロコが一つ一つしっかり作られ、腸骨や恥骨部分の出っ張りもあるなど細かいです。

水平的に伸びた長い尻尾

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

長い尻尾を体に対して水平に保ち頭とのバランスを取っていて、現代で復元される二足歩行恐竜そのものです。

パポ のアロサウルス フィギュア2019のレビュー

ステゴサウルスのスパイクで開けられたと思われる穴がある尾椎の化石が見つかっており、積極的に獲物を狩る捕食者だったようです。

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