可動に重点を置いているので子供向きではありますが、
造形やポージングが良く、ボリュームがあるので、大人から見てもなかなかカッコよく、迫力あるティラノサウルスのおもちゃだと思います。
今回のレビューはジュラシックワールドのフィギュア、かみつき!T-REX。
2020年5月にマテル・インターナショナルから発売されたジュラシックワールドライセンスを持つフィギュアで、定価は3900円。
大きさは、長さ48㎝、高さ20㎝、重さ390g。
プラスチック製なこともあって割と軽く、
小さい子でも簡単に持ち運んで遊べます。
マテルのボックスは半分開いた状態というか、
中が触れる状態になっているので、
実際にボタンを押してどんなアクションをするか
確かめられるのが良い所です。
といっても、私はアマゾンで買ったので
見た目の雰囲気だけでポチりましたが。
箱には胴体と尻尾が分離して入っていて、
フィギュアは尻尾を胴体に差し込んで完成させます。
尻尾の根本がフック状になっているので、
一度はめ込むとはずれません。
箱は全て英語表記ですが、
会社名などは日本語化されたシールが貼られています。
アクション要素の説明は英語のままですが、
イラストが載っているので、
遊び方が分からないなんてことはないと思います。
顔です。
目の周囲のゴツゴツした突起列や、上顎から歯が覗いていている姿は、
ちゃんとジュラシックワールドのティラノサウルス“レクシィ”です。
このフィギュアの一番のウリ、ガバッと大きく開く口です。
後頭部の後ろにあるボタンを押し込むと開きます。
口を開けるのには少し力が必要。
首の根本寄りの部分を押すほうが、力が入りやすいです。
口内はややテカリのある赤色に塗られていて、
ノドの奥はメカニカルな雰囲気が出ています。
塗装のはみ出しは無さそうです。
首は後頭部と肩の部分に関節があり、
しなやかに首を上下左右に曲げる事ができます。
真横まで向くことはできませんが、
左右にそれぞれ30度近く振ることができます。
腕は付け根の部分でグルグル回すことができます。
肘より先のほうはゴムのような柔らかい素材でできていて、
小さい子供にも安全です。
爪先は塗装されてなくて、腕と同じ色をしています。
全身が土色で、お腹側が少しベージュっぽく、
後頭部から背中側は赤みがかった茶色になっています。
割と地味な色のフィギュアなので、
背中の赤茶色の模様が良いアクセントになっています。
足は大きな体を支えるため、足先が大きめに作られています。
これで安定してポージングを取らせることができます。
首を下に向けて、足の位置を調整すると、
昔のゴジラ立ちを再現することもできます。
この立たせ方でも自立するからホント安定感は抜群です。
両足は前後に一回転するだけでなく、
左右に股を開くような動きが可能です。
15度くらい開きますが、
足を開いてもつま先が大きいので問題なく自立します。
両足は左足を前に、右足を後ろに引いていて、左右対称ではありません。
なので、両足の前後の角度は調整しないと、うまく立てません。
足の裏にはマーカーがあり、
スマホアプリの「ジュラシック・ワールド・アクト」で
スキャンした恐竜の図鑑を見ることができます。
170種の図解が収められていて、劇中での映像を見ることもできます。
全部そろえるとかなり壮観な図鑑になりそうですが、
集めるのは結構大変だと思います。
170種類ですからね。
少し短めの尻尾は左右に波打つように造形されていて、
ここも対称ではありません。
根元から曲げたり、ねじることができますが、
皮膚の造形から見ると正しいポジションがあります。
ねじっていくとカチッと音がするのでそこが本来の位置になります。
全体的には、足の位置が違ったり、胴体や尻尾にうねりをつけたりしていて、
歩いている状態を表現したデザインです。
なので、飾っているだけでも、“動き”を感じます。
総評
マテルのジュラシックワールドシリーズ、かみつき!T-REXでした。
造形はW-dragonやNanmu Studioに比べると大味ですが、
ジュラシックワールドのティラノサウルスの特徴はとらえていて、
カッコいいです。
ボリュームあるので迫力があり、
可動箇所も多く色々なポージングをとらせることができます。
アクションギミックもあってガシガシ遊べるので、けっこう楽しめます。
小さい子供が喜ぶ要素がたくさん詰まっているので、
プレゼントすると喜ばれるでしょう。
まだ販売されて間もないので定価で買えると思いますが、
マテルのティラノやスピノ、インドミナスなどの人気恐竜は
後々値上がりしてくるので、
興味のある方は早めに手に入れておいたほうがいいと思います。
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